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「はいどさん 用事じゃなかったんですか？」
「ゆきっ‥、やめ‥！」
ゆきは低い声音ではいどさんに言った。
アカン‥！
俺が止めんと！
「忘れ物しちゃったから取りに来たんだけど‥、お取り込み中だった？」
「ぁ、ほんとに違うんですっ！」
「いいですよね、はいどさんは やすの気持ちも知らないで好き勝手出来るんですから」
「え？ やすおの気持ち？」
「ゆきっ！ 俺は大丈夫やから‥」
「やす‥っ」
「やすお、それどういうこと？ ゆきくん‥、ちょっと席外してくれる？」
「‥わかりました やすを泣かせないで下さいね じゃあ、失礼します」
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