SPELL MAGIC

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「やすおっ‥聞かせてよ‥」 「んぁっ‥はぅ‥」 はいどさんにキスをされた。 甘い甘いキスなんかじゃない。 痛いキスだ。 血の味が口の中に広がる。 「あ、切れちゃったね‥ ごめん‥‥」 「んんっ‥‥」 今度はその傷口をペロペロと舐め出した。 「チェリーにキス この間も言ったね、俺」 寂しそうに笑うはいどさん。 やめて、そんな顔しないで‥。 「もうこのまま続けるよ」 「ま、待ってはいどさん‥」 「ダーメ」 「んぁあっ」 「ほら、やすおの好きなBだよ」 「ひぅっ‥ぁ‥んぅ‥」 「もっと感じろよ 俺しか見えないようにしてあげる」 「‥ぁ‥ふぁっ‥」 もうされてますよ。 あなたしか見えない。 はいどさんの得意な言葉攻め。 悔しいけど、感じてしまう。
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