SPELL MAGIC

7/38
前へ
/139ページ
次へ
ズクンっ、ズクンってはいどさんを欲しがるこの身体。 鮮明に蘇る。 はいどさんと過ごした熱帯夜。 「はいどさんに会いたいよっ‥」 身体が震え出す。 一人にしないで‥‥。 ―~♪ っ! 電話や! 「はいっ、もしもし!」 「あ、やすー?」 「なんや、ゆきか‥」 「なにその言い方! 酷っ」 「え、ぁ‥ごめん」 「やす可愛い」 「もう可愛くない言うとるやんけっ」 「そういうとことかめっちゃ可愛い」 「っ‥‥」 「あ、それでね はいどさんと会えるかもよー」 「ほんま?」 「ほんとほんと」 「そっか‥ じゃあね、ゆき」 「え? ちょ、待っ‥‥」 そこで電話をきった。 久しぶりのはいどさんやーっ。 部屋片づけんと!
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加