第3話イチゴパフェとコーヒー

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「よし!一緒に買い物に出掛けよう!」 「…は?」 「場所は宇川(うがわ)にあるショッピングモールで集合場所は改札辺りね。時間は…10時。」 「え…ちょ…。」 「明日だからな。忘れんなよ! それじゃ。」 それだけを言い残して赤井くんは屋上を出て行った。ただ家族構成を聞いただけなのに…。まぁ良い。明日の買い物の時にまた聞けば良いこと。 ん、そういえば何故、赤井くんは突然買い物に出掛けようと言ったのだろうか?…分からん。奴の考えていることはさっぱり分からんが、実際私もこの前のノートをめちゃくちゃにされて新しいノートが欲しいところだったから一石二鳥だな。 とりあえず、残りの時間を全てお昼ご飯に費やした。 遂に買い物をする日になった。私は待ち合わせ場所の改札口辺りに向かう。休みということもあってか、子供連れの親子や女子高生らしき少女たちがたくさんいる。 あまり私服で学校の人間に会いたくないな。改札機を通ると目の前に赤井くんが立っていた。呆然と。 「何だ?私に何か付いているのか?」 「いや…、お前の私服が…。」 「変か?」 「そういうわけじゃなくて。 そういう服、着るんだなと思って…。」 .
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