8人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
「みんなー!おっはよー!」
「おはよー!圭助。」
このクラス、いや学年で一番うるさい奴が来た。クラスには必ず一人いるチャラ男。自分が人気者だと自惚れているのかいつも髪の毛を気にかけていたり、行動に気をつけている。
性格が明るくて積極的なのは羨ましいが、ナルシストな面は気持ち悪いのでやめて欲しい。
そんな赤井 圭助を好きにならない女子はいない。…私を含まないで。その中でも、伊藤さんは他の女子よりも積極的だ。まるで、彼が自分のものであるかのように。
「圭助っ、今日もカッコイイわ!」
「だろう?」
「だから、あたしを彼女にしてよー。」
「それはダメ。オレは、自分から告白するつもりなんだから。」
「えー、ずるい。じゃあ、あたしに告白して。」
「それもダメ。オレが選んだ女じゃないと無理なの。」
本当にこの女と男の発言は気持ち悪い。一学期の初めは来ていたが途中で休んだので久々に2人を見ると…。
思うだけで吐き気がする。なので、再び本に目を通した。
.
最初のコメントを投稿しよう!