第一章 新学期と変化

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ま、大体はその最中に蓮さんに助けられて、浩介さんはこっぴどく叱られていたけどな。 「おいおい、朝から何を騒いでるんだ?廊下まで聞こえてるぞ」 教室の扉を開けて、去年俺達の担任だった北条剛先生が入ってきた。 俺達はすいません返す。 「まぁいいけどな。それより時間だから全員席に着け」 「…もしかして、今年の担任も先生なんですか?」 「ああ、そうだよ」 先生はそう言って教卓に行き、俺達は自分達の席に着く。 先生は全員居ることを確認して、口を開いた。 「見知った顔もあるが、今日からみんな担任になる北条だ。まぁ、よろしくな」 「「「よろしくお願いします」」」 「おう。さて、今日からみんなも二年生だ。当然、後輩もできる訳だが、後輩には優しくしろよ。厳しくすると、嫌な印象しか与えられないからな。後はまぁ…あれだ。恋愛だ何だって言うけど、節度のある付き合いをしろよ。あんま行き過ぎると大変だからな。特に未婚の先生の前なんかでイチャイチャするなよ。凄い剣幕で見られるからな。学園長がいい例…」 --ガコンッ 「フゴッ!?」
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