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掲示板付近は、人で溢れかえっていた。
俺と竜也は無言で頷き、詩織達を残して、人混みを掻き分け、掲示板を見た。
「お、よっしゃ!」
掲示板には、C組と書かれた場所に名前があった。
俺だけではない。竜也も詩織も、いつものメンバー全員が、C組に書かれていた。
そして意外なことに、晃達の名前も書かれていた。
これは、楽しくなりそうだ。
隣に居る竜也も微笑んでおり、俺と同じ気持ちなのかもしれない。
内心ワクワクしながら戻り、詩織達にこのことを伝えた。
「やった!またみんな一緒だね」
「よかった」
「うん」
詩織達も、とても嬉しそうだ。
「よし、早速教室に行こう!」
桜が元気よく言ってさっさと行ってしまう。俺達も桜の後に続いて歩き、校舎内に入った。
階段を上がり、左に進んでいくと、自分達の教室が見えた。
教室の前まで行き、扉を開けて中に入る。
すると、教室の奥に晃達の姿が見え、俺達は真っ先に晃達のところへ行った。
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