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代わりに第三志望にてきとうに書いた文芸学部には通ったのだが、興味なんか全くなくて、ただそこにそれがあったからーって下らない理由で書いたやつだったから、相当後悔した。
そして、追い討ちをかけるように彼女と破局。
さめざめした春にうってつけの緑の田んぼ畑にダイブして窒息死したくなったけど、なんだかんだで入学して二ヶ月過ぎても僕は生きていた。
文芸学部は僕の大学では落ちこぼれ学部なので、滑り止めに受ける人間が多くて、だからほんとはこんな学部来たくなかったんだよ、オラオラ!みたいなやつが沢山居た。
なぜ過去形かというとリタイアするやつが多いからだ。
二十人足らずの生徒数で既に三人ドロップアウトしていた。
僕のすべった花形の法学部に入れなかったやつも、ここには数人いて、かたまってぶちぶち言ってたりする。でも、ぶちぶちしても仕方ないのである。始まったものは、いつかは終わる。四年間ここで有意義に生活する方法を見い出したもん勝ちだと思う。というか、思うことにした。
文芸学部の学生はあほだと他の学部からさげすまれようと、僕に彼女が出来ないのも密かにこの学部のせいだと思っているとしても。
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