男の旅路に危険はつきもの

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 真紅の鳥が巨大な槍に触れた瞬間…… 「うわっ!?」  眩いほどの閃光が視界を眩ませる。 後に訪れる爆音と、降り注ぐ膨大な量の雨。 『なんだと……!?』  ケモノの驚いた声が聞こえる。 どうやら僕の理術は、見事に槍を防いでくれたらしい。 「ハァ……ハァ……ぐっ!?」  焼ける様に痛い体。 当然だろう。  理脈の力を使ったのだから。
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