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『？』
夜の中に１人、バイクに跨がる人物を見、しきりに首を傾げてしまうエディ。
『どうした？知ってるのか？』
『―…体型がマリーみたいだなって…』
兵悟はエディに振り替える。
『マリーって、今度共演するって言ってた？』
『うん。…小さい頃から兄弟みたいに見てきてたから間違えない……けど、なんでいるのかわかりません』
『同じモデルなのかい？』
ジャックはエディを観察しながら、問う。
男嫌いの兵悟が側に置く人物だ。
日本ではあまり話は出来なかったのだ。
兵悟が選んだのだから、仕方ないと思ってみても、やはり不思議だった。
『そうです』
綺麗な顔だと思う。
男らしさもある。
『子供の頃に知り合いました。親同士も仲が良くて昔婚約させられそうにもなりましたよ』
『…』
兵悟を前に堂々と言える事柄でもないと思うのはジャックの偏見か？
『でも、お互いに恋愛対象ではなかったんですよ！マリーは可愛い女の子が好きで常に僕に“彼女”を自慢してきました』
『……そう、なのか……』
有名なモデルで写真でも動画でも人目を惹く存在であることも知った。
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