感じ。

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『…うん。あ!明日顔合わせで久し振りに会えるんだった』 エディがにっこり笑うと“誰と”が分かってリナも微笑んだ。 『幼馴染みで親友…なんでしょう?』 『うん』 『小さい頃から一緒に居たのに恋愛に発展したことないんでしょ!?』 『ないねぇ…だってマリーって可愛い女の子が好きなんだから』 付け加えると、すでにエディの好みは確定されていた年齢だった。 同世代でも小さな頃からエディは親友を女に見えたことはない。 今までもこれからも一生ない。 『―そうよね…口説かれたわ…女の子に告白されたの初めてだったわね』 遠い目して、リナは話す。 『そうなんだ!?マリーって僕をライバルだって言ってたよ』 エディの幼馴染みで親友で好敵手、マリー。 マリア・グレイフ、もうすぐ20歳になる女の子。
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