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昔、槙羅(てんら)家と亞紅羅(あくら)家という家系があった。
槙羅家は邪悪な心を浄化できる力を持っていた。
一方亞紅羅家は邪悪な心を呼び寄せ、操る力を持っていた。
両家は力を合わせ、邪悪な心を退治していた。
―しかし白い小さな粒が降る季節、槙羅家当主、槙羅南伊(なんい)が何者かによって暗殺された。
南伊の暗殺に用いられた刀は、
亞紅羅家の刀だった。
後に亞紅羅家家臣が自分がやったと証言したそうな。
この事件から両家の信頼は崩れ、今や敵対するものとなってしまった。
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