恋愛もの(BL、R18含む)

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愛シ過ギテ。 「僕、××のお婿さんになる!」 幼すぎる少年は少し頬を赤くしながら言った。 「本当?ありがとう」 少し大人びた顔立ちの少女は無邪気な笑顔で言った。 ――――――― 少年は青年になった。 「××、俺と、結婚してくれ」 青年は真剣な面持ちで言葉を伝える。 「私にその言葉は勿体ないよ、でもありがとう」 毎日聞いているその言葉に、一人の女性は微笑み返す。 ――――――― 青年は見てしまった。 女性と一人の男性が幸せそうに話しているのを。 青年の中で、音を立てて何かが崩れた。 ――――――― 一人の女性は一つの墓の前で泣いていた。 もう名前を呼んでも帰ってこない大切な人を亡くして。 青年はそんな女性を見て 笑っていた。
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