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「えっ…と。これはその、あれだ!!俺が時期跡継ぎだァァァァァァ!!!!みたいな?」
俺は新聞をブンブン振り回し必死に説明する。
「あぁ…なるぼど…。えっと…取り敢えず調査行ってきます…。」
「あ…あぁ…。気を付けてな!」
えぇ。と辺田君は苦笑いを見せて出ていった。
これは不味い。非常に不味い。きっとカバーしきれていないかもしれない。いや、しかし気づいていないかもしれない…。何より厄介なのは親父だ。あいつにだけは俺がヲタクであることは絶対に内緒だ。もし、バレたら跡継ぎの資格がない。で済むならまだしも、下手をすれば勘当されかねない。
ふぅ…と重いため息をついて、
「ま、大丈夫か。さて…今日は目標の確認を済ませて…。」
丸めた新聞を机に叩きつける。
「メイト行くかぁ!!!!」
19歳、殺し屋。渦更木 麟。筋金入りのヲタクだ。
「エロゲもしなきゃ…。」
「おい、メイトとは、エロゲとは、何の事だ?」
低く重い聞き慣れた声。
「おっ…親父…!!」
ピンチは以外にももうすぐそこに来ていた。
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