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そう言った後、いつも通りに過ごしていれば、後少しで朝のHRの時間。
俺達だけはちゃんと出ている。
…否、湊一も出てる。
まぁ、HRに出るためにダルいながらも立ち上がる。
ガシッ
「そーちゃん、どーしたの?」
立ち上がった瞬間左腕を掴まれた。
かなりタイミングが良いこと。
「和……ほ…かご……く、る?」
…湊一は何で分かるんだ?
俺が和だって事。
「来るよー!だって新人が来る日でしょー?」
「和、早く行かないと遅刻!」
何か寂しそうだけど、気にしいない。
俺は人の心に踏み入ったら、傍観者として成り立たないと思ってるから。
何に対しても気付かないフリ。
「「またねー♪」」
そう言っていつも早々に生徒会室を飛び出す俺達。
単位免除って言われても行動しなきゃ萌えを得られない。
だったら頑張るまで。
単位免除で偶に、萌えを見に行けるしな。
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