王道学園に潜入!

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「戒…机離れるな…」 「うん…俺…寂しくないから」 ツンデレ戦法で来るのか…。 ツンデレよりも不良が萌えるが…それは戒じゃ出来ない。 「…そうか。寂しくないか」 バッと腕を離すと戒が少し驚いた様な顔をして此方を見た。 勿論演技だ。 我が兄弟ながら怖い。 「え…でも…」 「なんだ?」 追い討ちをかけるように言えば戒の頬は赤く染まってゆく。 良い感じの受け顔だ。 「…さ…寂しいよ…一緒に居て欲しい…」 それを聞いて口端を軽く上げてまた腰を引き寄せる そして顎を持ち顔を上げさせて顔を少しずつ近付けていく。 「ちょ、ちょっと待たんかー!!」 やっぱり誰かしらは止めてくれるね。 まぁ…榎本だとは思わなかったがな。
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