727人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
「戒…机離れるな…」
「うん…俺…寂しくないから」
ツンデレ戦法で来るのか…。
ツンデレよりも不良が萌えるが…それは戒じゃ出来ない。
「…そうか。寂しくないか」
バッと腕を離すと戒が少し驚いた様な顔をして此方を見た。
勿論演技だ。
我が兄弟ながら怖い。
「え…でも…」
「なんだ?」
追い討ちをかけるように言えば戒の頬は赤く染まってゆく。
良い感じの受け顔だ。
「…さ…寂しいよ…一緒に居て欲しい…」
それを聞いて口端を軽く上げてまた腰を引き寄せる
そして顎を持ち顔を上げさせて顔を少しずつ近付けていく。
「ちょ、ちょっと待たんかー!!」
やっぱり誰かしらは止めてくれるね。
まぁ…榎本だとは思わなかったがな。
最初のコメントを投稿しよう!