1年後

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バァンッ と、大きな音を立てて生徒会室の戸を開けると、この1年間で見慣れた顔が3つ。 矢倉帝会長、佐伯琉架副会長、松永湊一(マツナガソウイチ)書記。 因みに湊一は俺達と同じ2年。 「「おっはよー♪」」 キャラにも慣れたし、タメ口で怒られたのは最初だけだったから大丈夫。 「相変わらず煩い登場だな。」 「おはようございます。」 「お…はよ…」 3人も一応返してくれる。 なんか、ちゃんと生徒会の一員になった気がする。 そして俺達は2人掛けのソファーに座る。 「かいちょー、ソロソロさぁ」 「僕達見分けられる様になったぁー?」 今日は新しい生徒会の子も来るんだ。 早く来て欲しいものだ。 だから、面目つくように、毎日聞いてやってる。 「俺から見て左が…和。右が戒。」 それ程似てるかねぇ? 「「ハズレ~!」」 いつも逆言うって、普通にバカだよな。
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