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「ゴホンッ…で、何でわい等を拉致ったんや?」
みんながワイワイして落ち着いた頃に榎本が仕切りだした。
「榎本のクセに」
「ヘタレのクセに」
「ドMのクセに」
3人で榎本に向かって言うとオロオロしてから、何か気付いた顔をした。
「わいのクセにって何やねん!
ヘタレちゃうわ!
ドMやあらへん!Mやったとしてもソフトや!」
ツッコミの方も徐々に上達してきてるらしい。
良い傾向にあるのは確かだ。
「拉致した理由は…」
「え?わいのツッコミは無視なん?なぁ、無視なんか?」
「拉致した理由は、今後の事も話そうと思ったのと、久しぶりにお前達と食べたかったからだ。」
「和がデレた。」
「………朽ちろ」
言わなきゃ良かった。
何故か、1年の歳月を得たら、和泉が成長した。
俺と戒も確実にスキルアップはしている。
榎本も…多分。
「まぁまぁ~、さっさと食べて話そぉ?」
「そーそー、早くお話したいなぁー♪」
普通に話していたらいきなり戒が演技モードに入ったのでつられてやってしまった。
…あぁ…アイツか。
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