王道学園に潜入!

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そして、人が少ない場所に通りかかった。 「…っ…あ…あはははは!!」 戒が大きな声を出して腹を抱えて笑い出した。 勿論さっきのは2人の演技だからな。 中学生の時からやり始めた。 大分演技が上達したものだ。 「ねっ、あははっ…見た?ははっ…あの皆の顔っ!」 戒は、人が困惑したり恥ずかしがってたりした顔が面白くて止められないらしい。 そんな子に育てた覚えは無いんだがな。 つまり、性格が可笑しくなった。 まぁ、好きって言っても…今日のは多分…ホスト教師の顔がツボに入ったんだと思う。 「見た。」 「あの驚いた顔! 毬藻君が居たらっ…あ…間違った。」 毬藻君と言った瞬間に戒の表情が戻った。 「毬藻君じゃなくて王道だった。…ね。」 「…あぁ。あれは予定外だったんだ。気にするな。」 そう声をかければニッコリ笑顔を向けてくれたので普通に歩き出した。 さて、どんな奴等が居るのか…楽しみだ。
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