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いやね、僕も後になって正気か自分……orz、と何度も落ち込んださ。
でも過去は変えられない。……そして結果も
簡潔に言ってしまうと、僕は自分の命と漏らし(大)を天秤に掛けた結果、命を粗末にする方を撰んでしまったわけです
まぁ、本当にギリギリ。危機一髪どころか薄皮一枚で何とか電車に引かれずに線路の向こう側に着いた
まぁ、ここまでは良かった
クラスで自慢できるレベルの挑戦だった
……そして悲劇とも喜劇とも言えない残念な事が起こった
僕は線路上を走り抜けた勢いを殺さず次の足を前に出した
しかし、次の瞬間に見た景色は黒いアスファルトで舗装された道ではなく
青い空だった
「…………ゐ?」
状況が読み込めなかった
いや、本能的には分かっていた。ただそうなった理由が分からなかった
必死に眼球を動かす、探す、そして見つけた
足の端に隠れた黄色い影を……
バナナで転ぶって
「どんだけ古典的な……ガハッ!?」
ギャクだよ……
僕は最後まで言えずに背中から地面に衝突した
更に運悪く自分の身体はバウンドし、少し前は電車が走っていた線路へと飛ぶ
「う、…いつぅぅぅ」
ぺたっ
追い討ちをかける用に空からバナナの皮が顔面を覆った
最悪だ
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