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「はぁ、話すのも少し疲れたしそろそろ降ろしてくんない?」
「……いいわ、降ろしてあげる」
おお、やっと降ろしてもらえるのか
擬似的な無重力も十分に楽しんだしね
「ありが「ええ、降ろしてあげるわ。第二の人生の幕ごとねぇぇぇぇ!」……とう?」
今、なんつった?
第二の人生の幕…?
「……あいつらには器不足でこちらで勝手に処理したとでも言っておけば大丈夫なはず。そう、私は悪くない。わるくない。ワルくない。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナイ。ワルクナ…………」
なんか自分に暗示をかけていらっしゃる!?
いや、それより…
「ま、待って!第二の人生ってなに!?」
「ウルサイ!オマエハ、ウツワガナカッタ。ナノデショブンスル!」
うわっ、言葉がカタコトだし、殺気出まくりだし、背後からカチャカチャと機械を組み立てているような音まで聞こえる!
「少し待って!話を聞いてーー!!」
「恨むなら、自分の運命を呪いなさい!!」
ドンッ
背後から発射音が聞こえた
音からかなり重い物を発射したのがわかった
空気を裂いて何かが物凄いスピードで近づいている
そして……今まで聞いたことが無い程の爆音が僕を包んだ
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