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鋭い爆音
いや、音という波に翻弄される中で僕は《また》死んでいくのを感じる
でも、死なない。もう二度と死にたくない。
後悔の中で死にたくない。
何も出来ずに死にたくない!。
それでも、爆音と爆風、更に爆炎まで襲いにくる。
僕の気持ちこれっぽっちもわからずに、口を開け。獰猛なドラゴンのように呑み込もうとしている。
僕は思った。
もし神が居るのなら、
力を貸してくれるなら、
このドラゴンを、
炎を消し飛ばす力を下さい……と。
例えるなら、【灼眼のシャナ】に出てきた火消しの指輪、【アズミュール】のように、
例えるなら【仮面ライダーフォーゼ】に出てきた炎を吸収するフォーム、【ファイアーステイツ】のように、
……こんな時まで何を考えてんだか。
でも、願わずにはいられない。想わずにはいられない。
願う。想う。手を伸ばす。
気がつくと、僕の右手の指には一つの指輪が指してあった気がした。
そして、その指輪を確認をしようとした瞬間、
僕は炎の業火に包みこまれていた。
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