8人が本棚に入れています
本棚に追加
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「……だから連れて行けって言ってるでしょっ!!」
声が聞こえる……女の子の声だ。かなりイライラしているみたいだ
「いや、駄目だ。お前はまだ弱すぎる。今の段階で行っても死ぬだけだ。」
声が聞こえる……男性の声だ。少女に対して男性は諭すような口ぶりだ
「私はもう充分に強くなった。だから……お願い!」
少女が必死に懇願している。
だが、
「却下だ」
男性は冷たく言い放つ
「どう…すれば……いいの?」
「お前が今のままなら、一生行かせる事は出来ない」
話しの内容はあまりよく分からなかったけど、何か修羅場っぽい雰囲気だな~
まぁ、話しが終わるまでこのまま寝たふりでやり過ご
「なんなら寝たふりを決め込んでるコイツにも聞いてみるか?」
………過ごそうと思っていた時期も僕にはありました
「おい、起きてんだろ?」
「………」
「いつまでそうやっている気だ?」
「…………」
「……ちなみに今、目の前にいるバカは坂井 悠奈(サカイ ユウナ)って名前なんだが」
「………?」
「B90、W55、H80のナイスバディの奴で、上半身裸で正座をしている」
「すいっまァァァァァァすェェェェん!!起きてます!!起きてます!!スペシャルに起きてます!!」
仰向けの状態から飛び上がり、空中で素早く体制を立てた。
そのまま足を正座の形に。頭は下げ手は曲げておく。このまま地面に着いた時には土下座になっている。そして頭を挙げればナイスバディが見られる。
完璧だと思った。空中でニヤリと笑いながら、少女…悠奈を見た。見てしまった。
彼女は…………………貧乳だったんだ
最初のコメントを投稿しよう!