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夢の内容を答える代わりに
問い掛けて来るロアの質問。
“聖銀の髪に
紫水晶の瞳を持つ者。”
「それは“神族”か?」
おそらくは
夢の内容に関わるのであろう
相手を明かすロアの問いに
更に詳しく詳細を確認する聖主。
ロアは、
「え…と…そこまでは分かりません…。」
髪と瞳の特徴しか分からず、
半ば答えを諦める気持ちで
聖主の確認に答える。
しかし、
「この聖界に紫水晶の瞳を持つ者は存在するが、聖銀の髪を持つ者は存在しない。」
ロアの予想に反して
はっきりと明言する聖主の答え。
「え…?」
「聖銀の髪を持つ者は神族だけにしか産まれず、又、その髪を持つ者が産まれた場合、必ず“神族の長たる者”に報せる義務がある。」
聖銀の髪の持ち主が
聖界に存在しないと
明言する聖主に驚くロアへ、
説明する内容。
神族だけにしか
産まれないと言う
“聖銀の髪の持ち主。”
更に
何故か義務付けられている
“誕生の報告”
どうして
“聖銀の髪の持ち主”に
その様な義務があるのか
記憶が無い為に理由が分からず、
困惑の表情を見せてしまうロア。
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