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それが今だけは、
この闇の空間の中で
ロアとリデアの二つある事を
指摘して、
肉体ではない為に
一時的に封印の影響が
解かれている、
セフィロトの力を使い
魔王の暗示を消せば良いと
説明するリデア。
「力の影響が外に及ぶ事は…」
[大丈夫]
下手をすれば
力に触れたモノ、全てを
分解し滅ぼす事もある力。
故に
今居る空間の外となる、
セキル達への影響を案じる
ロアへ、
[体の方の封印はちゃんと存在しているから、影響はこの空間……精神や意識の範囲内だよ]
リデアは
力の影響力の範囲を説明する。
暗に一歩、間違えれば、
ロアの精神や意識が
滅びる危険があると示す説明。
だが、
「なら構わん」
自分自身に対する危険を承知で
リデアの提案を
ロアは受け入れる。
[迷いは無いの?]
万が一に
失敗する可能性がある事も
指摘するリデアに、
「ある訳がないだろう」
ロアの即答の否定。
「私には待つ者も居り、すべき事もある。それらを蔑ろにするような真似が出来るか!!」
真っ直ぐに
自分を取り巻く者達を信じ、
又、
自分を信じる者達の為に
必ず成功させると断言するロア。
潔い程に
迷い無く真っ直ぐなロアの姿。
現代に於てのリデアの転生体。
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