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『ロア様………嬉しそうだなぁ』
そんなロアの様子を見て
しみじみと呟くフィリル。
ロアにとっては
弟であると同時に、
我が子のようでもあった
セキルの結婚式。
「兄上」
「次期様」
長い立ち会いの列を抜け
漸く最後に控えた肉親への
感謝の挨拶に、
セキルとアマリアが辿り着き、
「長い間…ありがとうございます」
万感の想いを胸に
ロアへ言い尽くせない感謝を
伝えるセキルと、
「本日はありがとうございます」
立ち会いの感謝を述べる
アマリア。
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