出会いを無下にする事なかれ

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公園から 部屋に戻ると 父のコーヒーメーカーが目についた 私が高校2年生の時両親は死んだ あっけなく 裕福な家庭ではなかったけれど今思えば幸せな日々だった それからは伯父さんの家でお世話になり 大学進学と同時にこのマンションに越してきた さすがに社会人になって 何度出ていくからと言っても 伯父さんも伯母さんも 気にしないでいいの一点張りだった 所有マンションは 他にもいくつかあるらしいから 困りはしないのだろう せっかくのご好意 素直に甘える事にした
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