第7話 魔導書と図書館島 前編

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――――――――――――――― 生徒たちにそう言われ、俺は少し考える仕草をする。 ここで俺がネギを見逃さなければ、学園長がネギをここに誘導した意味がなくなるし、俺は最初からネギを見逃すつもりでいたが、管理人として一応、形式的に注意しなければならなかっただけだ。 咲夜「…わかった。今回は見逃すことにしよう」 ネギ「本当ですかっ!?」 咲夜「ああ。その代わり、ここから先に進むなら同行させてもらう。いいな」 ネギ「はい!ありがとうございます!!」 ネギは青ざめていた顔をぱあっと明るくし、俺に向かって頭を下げてくる。 俺はそんなネギの頭を軽く撫でながら、アスナたちに質問する。 咲夜「ところで……何故、こんな時間に図書館島に?」 ネギ「…あ、そういえば、僕もそれは聞いていませんでした」 ―――――――――――――――
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