第8話 魔導書と図書館島 後編

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――――――――――――――― 夕映「…こ……ここは、『幻の地底図書室』!?」 アスナ「地底図書室!?」 このか「何やそれ、夕映?」 ……ほう、流石は図書館探検部。この場所のことを知ってるのか。 夕映「地底なのに暖かい光に満ちて、数々の貴重品に溢れた本好きにとってはまさに楽園という幻の図書館……」 このか「へ―――図書室にしては広いけど…」 夕映「――ただし、この図書室を見て、生きて帰った者はいないとか…フフフ……」 まき絵「え―――っ!?」 古菲「じゃ、何で夕映が知ってるアルか?」 実際は滝の裏側に出口があるが、今はそれを教えるわけにはいかない。 夕映「とにかく、脱出困難であることは確かです」 古菲「ど、どうするアルか?それでは明後日の期末テストまでに帰れないアルよ!!」 まき絵「それどころか、私たちこのままお家に帰れないんじゃ……?」 アスナ「あの石像みたいのもまた出るかもだし…」 ―――――――――――――――
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