第8話 魔導書と図書館島 後編

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――――――――――――――― 咲夜「…まあ、待て。確かに出口はあるが、今は脱出できない」 このか「どーゆーことや?」 「学園長の計らいでここで勉強をしないといけない」……そう言うわけにもいかず、俺は適当に考えた言い訳を口にする。 咲夜「地上に出るためのエレベーターがあるんだが、今、ちょうど定期メンテナンス中でな。期末テスト一日前の夕方頃までは使えない」 夕映「エレベーター…」 古菲「この図書室を見て、生きて帰った者はいないんじゃなかたアルか?」 アスナ「はぁ……大体そんなオチだと思ってたわよ…」 このか「じゃーそれまでどうするん?」 俺がそう言うと、アスナたちは「これからどうするのか」と、再び騒ぎ出す。 このままにしておくわけにもいかず、俺が口を開こうとすると、ネギがちょうどいいタイミングで提案を切り出す。 ―――――――――――――――
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