第8話 魔導書と図書館島 後編

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――――――――――――――― 咲夜「―――調子に乗り過ぎだ。学園長……」 俺は誰にも聞こえないようにそう呟くと、一気に学園長の動く石像へと肉薄する。 石像「ふぉっ!?や、やめ――」 咲夜「―――失せろ」 ヒュン!!!ドガアァッ!!! 動く石像【ゴーレム】の声を無視し、石像の中心に蹴りを叩き込む。 石像「ぐうふぅっ!?」 まき絵「きゃあぁぁーっ!?」 蹴りを叩き込まれた石像は、その衝撃で一気に後方へと吹き飛ばされ、まき絵をその手から放す。 俺は宙を舞うまき絵をお姫様だっこの状態でキャッチする。 まき絵は水浴びをしていたのか、何も着ていない。 咲夜「……///」 まき絵「た、助けてくれてありがとう。咲夜先生…///」 お礼を言ってくるまき絵に、俺は黙って近くにあったバスタオルをかける。 ―――――――――――――――
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