第8話 魔導書と図書館島 後編

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――――――――――――――― 石像「そこから先に行かせるわけにはいかない。諦めるのじゃ」 そう言ってくる石像を睨んでいると、隣にいた古菲たちがいきなり声を上げる。 古菲「あ、見るアル!石像の背中に『魔法の本』が!?」 楓「…なら、ついでにいただくでござる!」 古菲「そうアルね!」 二人はそう言うと体に気を纏い、一気に動く石像【ゴーレム】へと肉薄する。 古菲「中国武術研究会部長の力、見るアルよ―――♥」 ヒュン!!! 古菲「ハイッ!!」 ドンッ!!! 瞬動で一気に石像へと接近し、中国拳法独特の動きで石像の中心(先程の咲夜の攻撃で少しひびが入っている)へと拳を叩き込む。 石像「ふぉっ!?」 石像は古菲の拳を受け、あまりのダメージ(咲夜と古菲の攻撃)に動きを鈍らす。 ―――――――――――――――
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