第8話 魔導書と図書館島 後編

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――――――――――――――― 俺たちは一斉にエレベーターへと駆け乗り、全員が乗ったのを確認すると、地上へと向かうためのボタンを押す。 アスナ「よ――し、やっと地上に出られるわね」 古菲「やったアル!地上へGOアルね!!」 しかし、エレベーターは動き出すことはなく、電子音を響かせる。 「―――重量OVERデス」 ……… 生徒たち「「「(いやあぁぁぁぁぁぁぁぁ―――っ!!?)」」」 生徒たち女性陣は、エレベーターの電子音に、思わず悲鳴の声を上げる。 古菲「地底図書室で二日間・飲み食いし過ぎたアルかー!?」 夕映「まき絵さん……今、何キロです?」 まき絵「わ、私は痩せてるよっ!それを言うならアスナとか長瀬さんの方が~~」 アスナ「あああ、勉強ばっかりしてたから……」 このか「スペース、余ってるやん。根性なしのエレベーターやなー」 ……実際は、ニセモノの『魔法の本』に反応して、エレベーターが作動しないようになっているだけだがな。 ―――――――――――――――
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