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【咲夜side】
アスナたちがなんとか試験に間に合い、テストを受けている頃、俺は学園長室で今回の依頼の報告を行っていた。
咲夜「―――ということだ。依頼完了の報酬は俺の口座に振り込んでおいてくれ」
学園長「うむ……ご苦労じゃった、咲夜くん。今回はちとわしもやり過ぎてしまったわい。君に止めてもらって助かった。報酬にはちと色をつけよう」
咲夜「ふっ…それは嬉しいな。また依頼があったら言ってくれ。話次第では力を貸そう」
そんな感じで学園長と話していると、学園長室に一人の教師が入ってくる。
先生「失礼します、学園長。遅刻組の採点は学園長がなさると伺っておりましたので、此方にお届けに参りました」
学園長「おぉ、新田【にった】先生。わざわざご苦労じゃった」
新田「いえ…では、失礼します」
そう言って遅刻組の答案を置いて出ていく新田教諭を見送り、俺は再び学園長に口を開く。
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