第8話 魔導書と図書館島 後編

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――――――――――――――― 咲夜「…どうだ?ウチの生徒たちは中々、がんばったと思うが……」 何分、疲労が溜まっていたしな。少し心配なところではある。 ……最近、原作の記憶が曖昧になってきているな。どうしたものか…。 学園長は遅刻組8人の採点をしながら、俺の質問に答える。 学園長「ふむ……中々の高得点じゃ。これなら学年最下位はないじゃろう」 咲夜「…そうか。それなら安心だ」 学園長は引き出しから書類を取り出し、その書類に判を押す。 『 辞令  ネギ・スプリングフィールド  2003年4月2日を以て 麻帆良学園中等部教論に任命す。 麻帆良学園学園長近衛近右衛門』 学園長「…ふむ、合格じゃ」 咲夜「これでネギは正式な教師になれるというわけだな。彼奴(ネギ)はまだまだ未熟だが、これからの彼奴の成長が楽しみだ……ククク」 そして、数日後のクラス成績発表会で2ーAは見事、学年一位を取り、無事にネギは課題をクリアすることができたのだった。 因みにこの日、クラス成績予想トトカルチョで、2ーA一位に食券50枚を賭けていた者が二人いたというのは、また別の話である。 ―――――――――――――――
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