第9話 長谷川千雨の憂鬱

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――――――――――――――― 私がそう考えていると、八神先生が付け足すように口を開く。 咲夜「……だが、パーティーに参加しないというなら、ネギが長谷川の部屋まで行くかもしれないぞ?」 千雨「げ…」 うわぁ……確かにあのガキなら、私の部屋まで押しかけてくるかも知んないな…。 ……でも、やっぱパーティーに出る気は全くない。 もし、寮まで押しかけて来たとしても、居留守でもすればいいんだ。 千雨「…それでも私はパーティーに行くつもりはありません。失礼します」 咲夜「………」ボソッ… 私は八神先生にそう言い残し、その場を去ろうとする。 しかし、八神先生が私の去り際に気になることを呟き、私は思わず体を硬直させる。 千雨「…い、今なんと……」 咲夜「ん?…いや、帰ってネギたちに‘あるブログ’を紹介しようと思ってな……」 ―――――――――――――――
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