第2話 始まりは突然に...

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――――――――――――――― 焦ることもなくゆっくりと歩みを進め、女子中等部までやってくる。 時間は、学校開始時刻を大いに過ぎていた。 主人公「……まぁ、初日は学園の物を揃えたり、転校の手続きをしたりするだけだしな。この時間でも問題ないだろう」 誰に言い訳をするわけでもなく自分にそう言い聞かせ、俺は女子中等部の校舎に入る。 主人公「……とりあえず、職員室を探すか」 学園長室に向かうために、まずは職員室を探す。 そもそも、女子中等部に学園長室を作ったのは何故だろうか? やはり、孫娘を近くに置いて置きたいからなのか、それとも金髪吸血幼女を監視するためか、どちらかはわからない。 両方かも知れないし、どちらでもないかも知れない。 ……まぁ、そんなことは別に今、考えなくてもいいことだ。 そんなことを思いながら女子中等部の校舎を歩き回っていると、職員室より先に学園長室を見つけることができた。 ―――――――――――――――
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