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そして、茶々丸をエヴァの屋敷へと転移させた咲夜は、ネギとアスナへと視線を送る―――否、睥睨した。
咲夜「………」
咲夜の凄まじい殺気が混じった瞳を向けられ、ネギとアスナは驚愕と恐怖の入り混じった表情を浮かべる。
驚愕は咲夜が突然、現れたこと、魔法の射手【サギタ・マギカ】を一瞬にしてかき消したこと、咲夜が裏の関係者である可能性があるということによって浮かべられている。
そして、恐怖は咲夜の凄まじい殺気を感じ、体が満足に機能していないこと、咲夜から凄まじい威圧感を受け、生きた心地が全くしないことによって浮かべられている。
ネギ「……さ、さく…や……さん…?」
アスナ「………ど、どうして…咲夜さんがここに……」
咲夜「………」
咲夜の殺気と威圧が込められた瞳を向けられ、完全に恐怖に呑まれていたネギとアスナが、漸く口を開く。
しかし、咲夜はその問いに答えることはなく、沈黙を貫く。
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