2533人が本棚に入れています
本棚に追加
―――――――――――――――
だが、ずっとこのままの状態でいるわけにもいかず、ネギとアスナの他にいたネギの助言者、アルベール・カモミールが口を開く。
内心で咲夜の殺気と威圧に押し潰されそうになっているということをさとられないように。
カモ「…や、やいやい!あんたは一体、何者だ!?…まさか、あいつらの仲間じゃないだろうな?」
カモは、自身が思っていた以上に咲夜に威圧されていたということを、口を開いてから理解する。
虚勢を張ったカモだったが、思い通りに喋ることはできなかった。
咲夜はアルベール・カモミールとの直接的な面識は今までなかったが、瞬時にカモの虚勢を見破る。
沈黙を貫いていた咲夜は、漸く口を開いた。
咲夜「―――俺が恐いか」
問いかけではない。
その一言は、カモの問いに対する答えではなく「お前の虚勢など既に見破っている」というカモの心情を読んだ一言であった。
―――――――――――――――
最初のコメントを投稿しよう!