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咲夜「―――穿て、闇槍【ランツェ・シュバルツ】!!」
ヒュン!!!ヒュン!!!ヒュン!!!
咲夜は即座に練り上げた魔力と魔導書を媒介に、8つの魔法陣を展開すると、此方に迫る精霊たちへと一斉に攻撃をしかける。
ドガガガガッ!!!
8つの精霊と8つの黒い槍が激突し、大きな爆発を引き起こす。
咲夜はその爆発により発生した黒煙の中に姿を消し、それに気付いたネギが慌てて魔法の詠唱を始める。
ネギ「っ!?……ラス・テル・マ・スキル・マギステル―――風の精霊11人【ウンデキム・スピリトウス・アエリアーレス】…縛鎖となりて【ウインクルム・フアクテイ】……」
咲夜「―――そんな長々と詠唱をしている場合か?」
ヒュン!!!ドガッ!!!
ネギ「魔法の射――ガバッ!?」
しかし、そんなネギの無防備な状態を咲夜は逃さず、黒煙の中から一気にネギの懐に肉薄し、脇腹へと蹴りを叩き込む。
ネギは咲夜の蹴りを防御することもできずに吹き飛ばされ、詠唱を中断してしまう。
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