第13話 悪の魔法使いの過去

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――――――――――――――― …… 咲夜「(……む、着いたか)」 意識を取り戻すと、俺はエヴァの夢の中に居た。 そこには、ローブを纏い、長い杖を片手に持った男と片手で人形を操り、男と対峙する金髪美人、俺と同じく夢の中に侵入したネギが居た。 咲夜「(…あのローブの男がかのサウザンドマスターで、あの金髪美人が幻術によって姿を変えたエヴァか。……うん、俺の好みだな)」 対峙する二人の魔法使いを眺め、そう考える咲夜。 そんな咲夜に二人が気付くはずもなく、エヴァは口を開く。 エヴァ「ついに追いつめたぞ『千の呪文の男』【サウザンド・マスター】。この極東の島国でな。―――今日こそ貴様を打ち倒し……その血肉、我がモノとしてくれる」 サウザンドマスター「『人形使い』、『闇の福音』、『不死の魔法使い』エヴァンジェリン……恐るべき吸血鬼よ。己が力と美貌の糧に何百人を毒牙にかけた?その上、俺を狙い何を企むかは知らぬが…   ―――あきらめろ。 何度、挑んでも俺には勝てんぞ」 ―――――――――――――――
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