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咲夜「(それは此方の台詞だ。何故、エヴァの夢を覗き見している?…それがイギリス紳士のすることか?)」
ネギ「(あ、あぅ……)」
咲夜「(…それに、もう朝のHRは終わってしまっているし、そろそろ英語の授業が始まるぞ?)」
ネギ「(あっ!?…そ、そーでした。す、すいませんっ)」
俺もネギがエヴァのお見舞いに来ているなんて思わなかった(原作知識が曖昧になっているため、ネギがエヴァの夢を覗き見しているのを見て、やっと少し思い出した)し、朝のHRをすっぽかしてしまったことになる。
……てっきり、ネギがHRをやってくれるものだと思っていたからな。
タカミチにも伝言を頼んじゃったし。
咲夜「(………まぁ、それはともかく、HRサボった上に英語の授業までサボるのはまずいだろう。戻るぞ)」
ネギ「(は、はいっ!)」
ネギが頷くのを確認し、俺たちはこの夢の覗き見の魔法を解いていく。
再び視界がだんだんとブラックアウトしていく中、最後に俺の耳に残ったのは、男の無慈悲なる声と少女の心痛なる叫びだった。
サウザンドマスター「
登校地獄!!
【インフェルヌス・コラステイクス】
」
エヴァ「
うわ――んっ!!ナギィ、お前なんかっ、大っ嫌いだぁ―――っ!!!…いつか、いつかお前を私の前に跪かせてやるからなぁ―――っ!!?
」
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