第13話 悪の魔法使いの過去

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――――――――――――――― 咲夜「(それは此方の台詞だ。何故、エヴァの夢を覗き見している?…それがイギリス紳士のすることか?)」 ネギ「(あ、あぅ……)」 咲夜「(…それに、もう朝のHRは終わってしまっているし、そろそろ英語の授業が始まるぞ?)」 ネギ「(あっ!?…そ、そーでした。す、すいませんっ)」 俺もネギがエヴァのお見舞いに来ているなんて思わなかった(原作知識が曖昧になっているため、ネギがエヴァの夢を覗き見しているのを見て、やっと少し思い出した)し、朝のHRをすっぽかしてしまったことになる。 ……てっきり、ネギがHRをやってくれるものだと思っていたからな。 タカミチにも伝言を頼んじゃったし。 咲夜「(………まぁ、それはともかく、HRサボった上に英語の授業までサボるのはまずいだろう。戻るぞ)」 ネギ「(は、はいっ!)」 ネギが頷くのを確認し、俺たちはこの夢の覗き見の魔法を解いていく。 再び視界がだんだんとブラックアウトしていく中、最後に俺の耳に残ったのは、男の無慈悲なる声と少女の心痛なる叫びだった。 サウザンドマスター「      登校地獄!!    【インフェルヌス・コラステイクス】               」 エヴァ「 うわ――んっ!!ナギィ、お前なんかっ、大っ嫌いだぁ―――っ!!!…いつか、いつかお前を私の前に跪かせてやるからなぁ―――っ!!?               」 ―――――――――――――――
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