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咲夜「フッ…気にするな。生徒を見舞うのも教師の仕事の内だ」
エヴァ「…そ、そうか///」
そう言って俯くエヴァに、俺は思い出したように口を開く。
咲夜「……それにしても、その体は大変じゃないか?…確か、かのサウザンドマスターに呪いをかけられたのだろう?」
エヴァ「む…よく知っているな。……まぁ、確かにこの忌々しい呪いのせいで、カゼやら花粉症やらに悩ませられるし、15年間もあの教室で日本のノー天気な女子中学生と一緒にお勉強させられるし、ホント最悪だっ!!」
俺の言葉に古傷(先程の夢物語)が疼いたのか、エヴァは体中から黒いオーラを溢れさせながらそう捲し立てる。
………なんだか可哀想だな。
咲夜「………なんなら、その呪い解いてやろうか?」
エヴァ「ああ、そうしてもらいたいものだな。………何っ!!?…さ、咲夜…お前っ!?こ、ここここの呪いを解けるというのかっっっ!!?」
咲夜「ん?…ああ。だからそう言ってるじゃないか。解いてやろうか?って」
俺がそこまで言うと、エヴァはカゼを患っているというのにベッドから飛び起き、俺に詰め寄る。
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