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エヴァ「ほ、ホントだな?ホントなんだよな!?…か、からかってるとかじゃないんだよなっ!!?」
咲夜「ああ」
エヴァ「~~~~~~~~っ!!よ、よ―――うやくっ!!あのナギの忌々しい呪いから解放される時が来たっ!!!……よ、よし、咲夜!い、今すぐ、この忌々しい呪いを―――」
さらにそう捲し立てるエヴァに、俺は「よっぽどこの呪いが嫌だったんだな」と思いながら口を開く。
咲夜「まあ、待て。呪いを解くのは構わないが、幾つか条件がある」
エヴァ「うん?…じょ、条件だと?…何だ?」
エヴァはそう首を傾げながら「勿体振らずにさっさと言え!」と言わんばかりに咲夜に問いかける。
咲夜「……一つ、呪いが解けたとしても、残りの学校生活を真面目に過ごし、ちゃんと卒業すること」
エヴァ「むぅ……ま、まぁ…どうせ15年もここに居たんだ。後の1年や2年ぐらいは我慢しようじゃないか」
―――これは、ただ単純に一教師としてエヴァに卒業してもらいたいという理由と、エヴァが呪いが解けた時、学園を辞めて何処かへ行かないようにするためのものだ。
咲夜「……二つ、次の計画停電時、一般人を巻き込まないこと」
エヴァ「っ!?(…な、何故、私が次の計画停電の時に事を起こすことが分かったっ!?)」
―――これは、俺の曖昧な原作知識の中で、計画停電時にエヴァが3ーAの一般人(運動部四人組)を巻き込んでいたのを思い出し、それを防ぐためのものだ。
因みに、呪いを解くことでエヴァが計画を早めたり、ネギに興味を失って計画を止める可能性もあったため、計画を早めてネギと戦ったり、計画を中断するのは止めるように条件に付け足しておいた。
……ネギには、この件で一歩成長して貰わねば困る。
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