第13話 悪の魔法使いの過去

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――――――――――――――― 咲夜「……三つ、エヴァが所持しているダイオラマ魔法球の使用をいつでも許可すること」 エヴァ「っ!?(…わ、私がダイオラマ魔法球を所持していることまで知っているとはっ!!?)」 ―――これは、ただ単に自身の修行場がなく、以前から機会があればこのダイオラマ魔法球を使ってみたいと思っていたからだ。 咲夜「……四つ、これは後日(仮契約するのに必要なカモがいないため)になるが、俺と仮契約をすること」 エヴァ「なっ!!?//////」 ―――これは、エヴァと仮契約したかったという理由が一番だが、自分のアーティファクトが欲しかったという理由もある。 本来、エヴァは茶々丸と既に本契約を交わしているため、仮契約を結ぶことはできないのだが、俺は『魔法使い』ではなく『魔術師』のため、そこら辺についてはほとんど問題ないのだ。 ……だが、魔法使いのエヴァと魔術師の俺の場合、仮契約自体は結ぶことができるが、アーティファクトなどについては通常とは異なる事態になる可能性がある。 そのため、「上手くいけば儲けもの」程度に思っておくことにする。 因みに、原作ではネギと茶々丸は仮契約を結んでいたが、このパラレルワールドの世界ではネギと茶々丸は契約できないらしい。 エヴァ曰く「魔術師である咲夜ならともかく、魔法使いであるあの坊や(ネギ)が本契約を結んでいる私や茶々丸と契約できるわけないだろう」とのこと。 咲夜「……どうする?今の条件を受け入れるというなら、今すぐにでも呪いを解こう」 エヴァ「………///(……さ、咲夜と……仮契約///…こ、これは……私の呪いが解ける上、咲夜とちゅ、ちゅーもできる///………一石二鳥ではないかっ!!)」 俺の問いかけに、エヴァは少し顔を赤く染めながら俯く。 ……その姿に少し萌えたのは、読者と俺だけの秘密だ。(メタ発言) ―――――――――――――――
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