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―――やがて、もじもじしながら俯いていたエヴァが若干、上目遣い気味に咲夜を見やり、口を開く。
エヴァ「……し、仕方ないな。…ま、まあ……お前がどうしてもと言うなら、してやらんこともないぞ…?//////」
咲夜「………そ、そうか。じゃあ早速、呪いを解くとしよう」
……俺はもじもじしながらツンデレよろしくな言葉を吐くエヴァに再度、萌えつつ、エヴァを縛る呪いの魔力糸を探す。
エヴァの夢物語で感じたかの英雄の魔力を辿り、その出鱈目染みた力任せの魔力を捉える。
咲夜「―――捉えた」
パキィィィ…
エヴァ「おぉっ!?」
その魔力糸を捉えたことで呪いの精霊による強力な封印が歪み、一瞬、エヴァの魔力が溢れ出し、エヴァは歓待の声を上げる。
だが、それは本当に一瞬のことで、エヴァの魔力は直ぐに封印され直され、弱体時のエヴァの魔力に戻る。
エヴァ「……お、おい…咲夜……まさか、失敗………したのか?」
魔力が弱体時に戻ったことでエヴァは不安に思ったのか、目端に若干、涙をためつつ俺にそう問いかけてくる。
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