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学園側の面々は、普段はおちゃらけている学園長を含め、全員が全員、剣呑な雰囲気を放っている。
その様子からは、学園側に不利益な事態が起きたということを自然と物語られていた。
咲夜「……随分と物々しい雰囲気だな?よっぽど学園側に対して不利益な事態が起こったと見える」
学園長「………単刀直入に尋ねよう。エヴァンジェリンの登校の呪いを解き、麻帆良学園都市結界に何らかの術式を施したのはお主じゃな?」
咲夜「フッ…如何にも。来るべき日に備え、闇の福音にはより万全な状態に居てもらった方がいいと思ってね」
学園長・タカミチ「「………」」
ガンドルフィーニ「……来るべき日?」
―――そう。来るべき日とは、学園都市計画停電のことである。
この学園都市計画停電の日に秘密利に行われるエヴァとネギの対決の計画は、ガンドルフィーニ教諭や葛葉教諭、神多羅木教諭は知らされていないため、俺はそう学園長やタカミチにだけ伝わるように言葉を濁したのだ。
葛葉「…八神先生。貴方は一体、何を企んでいるの?」
神多羅木「闇の福音の呪いを解くということが、どういうことかわかっているのか?」
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