第14話 来るべき日前の平穏

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――――――――――――――― すると、今までずっと沈黙していたタカミチが沈黙する学園長の代わりに口を開く。 タカミチ「……咲夜、貸し借りの問題じゃないんだ。確かに、君の言ったこと(エヴァについて)は間違いじゃない。…しかし、君の独断を見逃すことはできない」 咲夜「…なるほど。確かに、俺の独断を見逃せば、周りに示しがつかないか。……わかった。処分を受けよう」 学園長の方針では、生徒に危害が加わる可能性(確か、原作で運動部四人組が巻き込まれていた)があった。 それで、俺がエヴァの呪いを解くのを条件に生徒を巻き込まないように契約したのだが………まあ、学園長たちにも体裁というものがあるのだし、これでいいだろう。 ……俺の目的(この計画に生徒を巻き込まないこと)はエヴァとの契約でほぼ達成されたしな。 学園長「……では、この件はこれで終わりじゃ。咲夜くんの処分については、追って沙汰を出す。…とりあえず、今日はもう帰りなさい」 咲夜「……では、失礼しました」 ……処分か。 表向きは出張とされ、二、三週間の自宅謹慎が妥当であろうな。 学園都市計画停電は、俺の記憶(原作知識)違いでなければ、今日だった筈なのだが、職員会議で聞いたところ、一週間ほど後であった。 ―――この調子では、計画停電時の夜間警備(侵入者撃退)には加えてもらえそうにないな。 俺はそんなことを考えながら、学園長室から退室するのだった。 ―――――――――――――――
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