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―――翌日の早朝。
俺は再び学園長室に呼び出されていた。
その場にいる者は昨日とは違い、学園長と俺の二人のみ。
その二人の間には、昨日のような剣呑とした雰囲気はなく、ただただ、いつも通りの雰囲気が漂っていた。
学園長「―――さて、咲夜くんの処分についてじゃが………表向きは出張とし、一週間の自宅謹慎処分を言い渡す」
咲夜「一週間?……処分が軽過ぎではないか?」
学園長「うむ。本来ならば、もっと重い処罰にするのじゃが、急遽、高畑先生がAAAの仕事で海外に出張しなければならなくなっての…」
……AAA(悠久の風)か。
よりにもよって、計画停電時にタカミチが呼び出されるとはな…。
学園長もそれで計画停電時のタカミチの抜けた穴を俺で埋めたいということか。
咲夜「なるほど。それで計画停電時の人員が不足してしまったわけか」
学園長「その通りじゃ。そこで咲夜くんには、計画停電時、高畑先生の代わりにエヴァが問題を起こさないように監視をしてもらう。勿論、エヴァが何か計画以外での問題を起こした場合は咲夜くんに責任を取ってもらうことになるから気を付けるのじゃぞ?」
咲夜「……ああ、承知した。基本的にエヴァの監視を行いつつ、侵入者発見時は撃退行動も行うとしよう」
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