第15話 学園都市計画停電 前編

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――――――――――――――― 【咲夜side】 ―――エヴァの別荘を借りてから二週間(現実では一週間)経った。 俺は別荘に居た二週間の間、例のゴーレムを使った特訓や新しい魔術式の構成、チャチャゼロやエヴァとの飲み会など、様々なことをしながら謹慎という名の休日を謳歌した。 学園終わりなどにちょくちょく顔を出していたエヴァや茶々丸と模擬戦したり、一緒にご飯を食べたりもしたし、本当に有意義な二週間だった。 ……後、チャチャゼロだけはずっと別荘に残っていたため、毎日、一緒に飲み明かした。 因みに、今ではすっかり意気投合し、飲み友になったのだが、まあ、それは置いておくとしよう。 ―――それより、俺は現在、謹慎を解かれ、学園長より呼び出しを受けていた。 呼び出しの内容は恐らく、今日の学園都市計画停電の際の警備に関することだろう。 因みに、俺の記憶が正しければ、原作では本来、エヴァの見舞いに行った次の日が学園都市計画停電の日だったのだが、この世界では一週間後の今日にズレている。 ……俺が原作に関わっているのが原因か、それともこの世界がパラレルワールドであるのが原因だろう。 ―――そんなことを考えながら俺は学園へと登校し、学園長室へと向かう。 ―――――――――――――――
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